低ナトリウム血症
電解質異常とは、採血検査でナトリウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルの数値が高くなったり、低くなったりすることによって、さまざまな症状が出現する病気のことです。
低ナトリウム血症とは
血液中のナトリウムが低下した状態です。
体の中の水分と塩分の量のバランスが崩れることによって発症します。
心不全、腎臓病、肝臓病、利尿薬、下痢、ホルモンの病気(SIADH)、水中毒などが原因です。
症状について
血清ナトリウムが低下する速度によって症状の出現が変化します。
急速にナトリウムが低下すると意識障害や痙攣など中枢神経症状が出現します。
慢性にナトリウムが低下すると血清ナトリウム値の低下が高度であっても症状が出現しない場合もあります。
検査について
血清、尿の電解質、浸透圧、ホルモンなどの検査を行います。同時に体液量の評価も行います
当院の治療について
まずは原因に対する治療が必要です。薬剤性が原因であれば変更・中止を検討いたします。
同時に軽度の低ナトリウム血症であれば水制限や塩分不可を検討いたします。