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原発性アルドステロン症

原発性アルドステロン症とは

副腎皮質から分泌されるアルドステロンにはナトリウムというイオンを体にため込む作用があります。副腎が腫れたり、癌になったり等で過剰にアルドステロンが分泌されると、体内に過剰のナトリウムが蓄積し高血圧になります。
またカリウム排泄が促進し低カリウム血症となります。以前はまれな病気と考えられておりましたが、現在は高血圧患者さんの5%程度と考えられております。

症状について

低カリウム血症が進行すると脱力(筋力低下)が生じることがあります。

検査について

血液中のアルドステロン値とレニン値を測定しその比を計算しスクリーニング検査いたします。同時にカリウムの検査を行います。
疑わしい例では、さらに負荷試験を行います。
画像検査や副腎サンプリング試験が必要な場合は総合病院をご紹介させていただきます。

当院の治療について

  1. 副腎腫瘍の外科的切除
  2. アルドステロン拮抗薬
  3. 低カリウム血症の補正

1についは総合病院にご紹介させていただきます。2および3については当院で治療可能です。

合併症について

原発性アルドステロン症の患者さんは本態性高血圧の患者さんよりも、心臓病、脳卒中を合併することが多いことがわかっており、通常の高血圧のお薬ではなく、アルドステロン拮抗薬を内服していただくことが大事です。

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