（当院は「千葉県医師会CKD対策協力医」に登録されております）

糖尿病による腎臓病（ＤＫＤ）は、現在我が国の透析導入の原因疾患で第1位となっております。

ＤＫＤには、①たんぱく尿（微量アルブミン尿や顕性たんぱく尿）が出て腎機能障害が進むタイプと、②蛋白尿は出てないが腎臓内の血管の動脈硬化によって腎機能障害が進むタイプの2つがあります。

糖尿病性腎臓病の治療目標

血糖	HbA1c	7.0%未満
血圧		130/80mmHg未満
脂質	LDL	120mg/dL未満
	HDL	40㎎/dL以上
	中性脂肪	150㎎/dL未満
体重	BMI	22

上記の目標に到達できるよう、食事・運動療法を行うとともに、必要であれば薬物治療を行います。

また腎機能障害に伴う体液の貯留、貧血やミネラル（電解質）の異常に対する治療も同時に行っていきます。
糖尿病性腎臓病の治療の最終目標は透析にならないようにする、あるいは可能な限り先延ばしにすることが目標です。